塗料性状 試験項目 粘度
塗料性状 試験項目 粘度
試験の目的
塗料の粘性のめやすとなるもので、使用時の溶剤希釈率にも影響する。
試験方法
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生塗料の粘度測定にストーマー粘度計がよく使用される。
これは分銅の重さと秒数より換算表からKU値を求める。
- 希釈塗料の場合には塗料用フォードカップ(JIS K 5402)を使う場合が多い。
いずれの場合も液温の影響が大きいので、規定温度に合わせるか、測定時の液温を測る必要がある。
粘度測定方法
- 希釈塗料の中へカップ全体を浸漬させる。
- 塗料内のカップを液面下にて垂直にさせる。
- 塗料内よりカップを引き上げると同時に、ストップウォッチで流下時間の測定を開始する。
- カップ内の塗料が流出し、糸状の流れが切れた時、流下時間の測定を終了する。
- ストップウォッチの時間を読みとり、その流下時間を塗料粘度として表わす。(例12.5秒/22℃など)
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