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高級木工家具の塗装 製品の良否は木地調整と塗装が大きな決め手

高級木工家具の塗装
製品の良否は木地調整と塗装が大きな決め手

 
木工家具の塗装は女性の化粧の手法とよく似ています。
どちらが先かは別にして、両手法を対比させて、表に示します。
木目を立体的に強調する手法は着色技法にあります。
出っ張っている所は薄めに、くぼんでいる所は濃いめにすると、陰影があってより立体感のある家具に仕上がります。
無垢材で作るテーブル、サイドボードや椅子などの高級家具は長く愛用されてこそ、その価値が出ます。
家具職人戸山顕司氏にお話を伺いました。「塗りは木地なり」と言う信念で、木材の仕入れから塗装までを同じ工場で製作されています。
標準的なテーブルの厚さである約50㎜の板であれば、まず、最低3年は自然乾燥させ、含水率を8%程度までに調整してから加工に入るそうです。
使用する塗装材料は、木材に近い性質を持つ油性系着色剤や硝化綿ラッカーです。
木材の個性を生かす色合いや陰影に仕上げていきます。
造作はしっかりしているので世代を越えて使って頂くために、塗装は寿命が来たら、塗替えできるように設計されています。
実際に再塗装し、親子に渡って使われている方も多いそうです。
一例を、写真に示しますが、このような重厚感のある家具があると、日常生活に落ち着きがでます。
新しい家具を古美術的に仕上げるのも塗装の技法です。
長年経過した家具や柱には無数の傷、虫食いのシミや日焼けなどが残っているものです。虫は心材部よりも辺材部が好きですから、むやみに虫食い跡を付けてもいけません。
より自然な感じで傷を付けたり、汚していくとアンティーク仕上げになります。
このような細工を行うためには木工塗装の基本技能を身につけなくてはいけません。
最近は、乾性油やワックスを木材に含浸させ、拭き上げるだけのオイルフィニッシュと呼ばれる仕上げが多くなっていますが、この仕上げでは保護機能が出ません。
保護と美観は常に必要です。

 
ポイント
●木工塗装の目的も保護と美観
●木目を生かす仕上げは化粧とそっくり
●塗りは木地なり

 

 

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