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外装材の種類 1、セメント系外壁 1)基材の種類 ①、モルタル外壁

外装材の種類

 

1、セメント系外壁 1)基材の種類

 
①、モルタル外壁
セメント(または、生石灰)に砂を混ぜ、練り上げたものが「モルタル」と呼ばれ、コンクリート外壁の仕上げやタイル、レンガの目地に使われている。

 
戸建住宅に多いモルタル外壁である「ラス下地セメントモルタル塗り壁」は、調合、混練されたセメントを、針金を網状に組んだワイヤーラス、または、薄い鋼飯に刻み目を入れて引き伸ばし網状にしたメタルラスに塗り上げて仕上げられる。

 
重厚感があり、言わば、日本の終戦後の主役の外壁であったが、工期がかかること、耐久性能の不安(乾燥収縮によるひび割れ、地震によるはがれ等の恐れ)があるため、他の工法におされて少なくなってきた。

 
ひび割れ、はがれ等の異常は、下地強度の問題、ラスの取付方法、セメントモルタルの配合、塗布厚さの不足等の要因があり、多くは、施工管理上の問題で発生する。

 
防水シートを内部に入れていたとしても、もし、このようなひび割れが発生すると、この部分から雨水が入り、構造体を傷め、白蟻の被害を受けることになるので、住宅の耐久性に重大な影響を与える。

 
塗り替え塗装を行う場合、以下に示すようなモルタル特有の異常現象の有無を事前に確認しなければならない。

 
モルタル外壁の劣化現象

汚れ           空気中のチリ、鉄サビ、油脂類の付着、楽やカビ菌の付着繁殖等による汚れと腐食した鉄材のサビによる汚れがある
浮き・はらみ・ふくれ   モルタル塗りの層間や下地との接着面が剥離する
ふくれ          浮きが進んで凸状にはらむ
ひびわれ          モルタル塗り面のわれと下地もわれている場合がある
剥落            モルタルの層が剥がれて落ちる
エフロレッセンス      モルタル表面に析出した成分が空気中の炭酸ガスと反応して白色の物質が付着した状態になる

 
軽微なひびわれ(クラック)ならば、異常箇所だけを補修して上塗りすれば解決するが、著しい異常の場合は、かきおとして下地から補修する必要がある。

 
ひび割れは、クラックスケールを使ってひび割れ幅を測定し、補修方法を決める。

 
クラックの幅の狭い場合は、樹脂モルタルやセメントフィラーを使って割れた部分を埋める。
クラック幅 0.5mm 幅以上の大きい割れの場合は、割れの部分を中心にして、U字溝(幅10mm×深さ10mm)を作り、シーリング材を充填する。

 
浮きが発生している場合は、下地(コンクリート等)と接着不良を起こしているので、ハンマーで打検して調査し、異常音の箇所については、孔をあけてモルタル層の厚さ、浮き代を確認し、工ポキシ樹脂の注入による補修をする。

 
既にこのひび割れ部分から漏水している場合やモルタル面が浮いてしまっている場合は、モルタルを完全に撤去して下地を再仕上げしなくてはならない。

 
さらに、欠損部が大きい場合は、構造耐力に関わらない部位であることを確認の上、バックアップ材の挿入、エポキシ樹脂の注入、あるいは、パテ状エポキシ樹脂やポリマーセメントの充填により補修し、フィラー処理後サンダーで平滑化する。

 
なお、欠損部から鉄筋が露出している場合は、鉄筋に防錆塗料を塗布した上で補修仕上げしなくてはならない。

 
ひび割れや浮きが大きい場合、構造耐力に関わる重要部位については、その原因を究明することも大切である。
もし、これが、地盤沈下等により発生している場合は、短期間に再発する可能性もあるので、充分注意しなければならない。

 

 

 

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