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外装材の種類 3、石材およびタイル系外壁

3、石材およびタイル系外壁

 

外壁や玄関付近のコンクリート等の表面に石材やタイルが貼り付けられる。
直接塗装をすることはないが、汚れている場合、これらの外装材について洗浄作業を行うことがあり、また、塗装作業中に損傷させることもあるので、その性状を知っておく必要がある。

 
住宅に使われる石材を大きく分類すると自然石と人造石があり、様々な石材が使われている。
火成岩は、マグマが冷えて凝固したもの、水成岩は、砕けた岩石や生物の死骸が水中で沈積したものである。

 
その他に使われる石材の種類には、火成岩や水成岩が熱と圧力で結晶化した変成岩があるが、内装用に使われる。

 
白地に美しい斑紋がある「大理石」は、変成岩の代表的な石材であるが、セメント製品の表面材に種石としても使われており、この人造大理石は「テラゾー」と呼ばれている。

 
これらの外装材は、圧縮強度が強く耐火性に優れ加工することによって天然の美しさが得られるものの外部からの衝撃による割れだけでなく、施工不良により、欠け、脱落が発生することがある。

 
また、多少でも吸水性があると釉薬のひびわれや、寒冷地では東結破壊をすることがあるので、吸水性のない材料であることが重要である。

 
タイルについては、用途別に分類すると内装タイル、外装タイル、モザイクタイルがあり、焼成される素地の質により分類すると3種類がある。
タイルは、非常に高級感のある材料だが、一般に20~25kg/mの重量がかかるので体に負荷をかけることや剝がれて脱落するトラブルが発生していた。

 
タイルの張りつけは、従来、セメントモルタルを使って、積み上げ張り(通称「ダンゴ張り」)、圧着張りにより張りつけられていたが、下地との接着面に水が浸入し凍害により剥離したり、下地の変形に追随出来ないで剥がれる問題があったため、最近は、SBR (スチレンブタジエンラバー)を混入したラテックスモルタルが使われている。

 
このような技術改善が行われてはいるものの、優秀な職人が少なくなりつつあり、出来るだけ、施工品質を安定化させ、現場作業時間を短縮するために、工場で予めボードに貼り合わせて取り付けるサイディング方式が多くなっており、一般に、モルタル等を使用する湿式工法に対し、乾式工法と呼ばれている。

 
最近では、既存の外壁にパネルを上貼りすることによりタイル張りにリフォームした場合、定期的な塗り替えが不要になるリフォーム用サイディングが販売されている。

 
塗り替えと比べておよそ3倍以上の費用がかかり、塗り替える煩わしさから解放されるメリットがあるが、タイルの表面には、微細な凹凸、気泡があり、釉薬、浸透性の撥水剤、汚染防止塗料等が塗られているものの、酸性雨の影響やホコリ、排気ガスが付着して汚れを発生させ、また、タイル表面から析出したシリカやカルシウム成分が固着することがある。

 
目地部については、湿式工法の場合のアルカリ成分の析出、乾式工法の場合は、パネル間に装着された目地材の劣化もあるので定期的なメンテナンスをする必要がある。

 
最近は、タイル外壁の普及に伴い、磁器タイル専用の洗浄剤が市販されており、洗浄後、アクリルシリコン塗料によりクリヤー塗装する工法が開発されている。

 
その他、酸化チタンを表面に塗布し光触媒反応を利用した耐汚染技術が開発されている。
光触媒反応は、酸化チタン(TiO₂)が紫外線を浴びることにより、臭いや汚れ等の有機物を水と酸素に分解する性能があり、又、空気中の水素を引き寄せて表面に親水基を生成して汚れを付着し難くする親水性能を持っている。
これらの作用により、雨水等で汚れを洗い流すセルフクリーニング効果を発揮することが出来るので、今後、壁面やガラス面の汚れ防止等に広く利用されるものと思われる。

 

 

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