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外装材の種類 4、塩化ビニル樹脂

4、塩化ビニル樹脂

 

プラスチックは、一般に成型性や彩色性、耐水・耐薬品性に優れているので、日常生活に多くのプラスチック製品が採用されているものの、耐火、耐熱性に劣り、塗料が劣化するように紫外線にも弱いので外装材として使われるものは少ないが、塩化ビニル樹脂については、比較的使われることが多い。

 
一般に、可塑剤が 10~60%配合されている軟らかい塩化ビニル樹脂を軟質塩化ビニル樹脂、可塑剤がこれ以下かまったく配合されていない硬質塩化ビニル樹脂がある。

 
塩化ビニル樹脂は、耐薬品性、防湿性や耐久性に優れ、燃えにくいという特徴もあるので、壁紙、床材等の建材製品に使われているが、添加された可塑剤自体の耐侯性は良くないので、外装材の用途としては可塑剤成分の少ない硬質のものが使われており、雨樋、塩化ビニル管や鋼板を被覆積層した庇、軒天、水切り板や屋根折板、金属瓦等に使われている。

 
一般的に、プラスチック製品を塗装する場合、これらに可塑剤が添加されていると、その影響を受けて塗料の付着性が良くないという問題があり、硬質塩化ビニル樹脂についても、鋼板との積層や折り曲げ等の加工性を付与するために、その添加量は少ないものの可塑剤が添加されている。

 
そこで、じわりと析出する可塑剤成分を遮断するために適切なシーラーを下塗りをする必要があるが、通常の環境の場合、約10年で可塑剤の析出が終了、退色し、その後、チョーキングが進行し、微細なクラックが入り始める。
この時期になれば、可塑剤の影響も受けないので、2液型アクリルウレタン塗料を下塗りなしで、直接塗装することが出来る。

 
なお、塩化ビニル積層鋼板の場合、錆に弱い鋼材と積層されているので、積層したシートの劣化が進んで膨れている場合や、局部的なキズ、あるいは端部から水が入って錆が発生している場合は、完全にシートをはがして錆を落として再塗装することが必要である。

 

 

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