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『鉄筋入り基礎に惑わされるな』

一般建造物の基礎は、現在は建築基準法で「布基礎」が義務づけられている。
家の外壁の下に布のように連続してつくる基礎で、長方形断面のコンクリートを捨てコンの上に打っていくやり方だ。
この幅は一二センチが公庫の決めになっている。
現在は基礎に鉄筋を入れることが多い。最近、公庫仕様でも異形鉄筋といって、簡単に抜けないように凹凸をつけた鉄筋を入れるよ
うに指導をしている。うまく鉄筋が入れば、コンクリートと鉄筋が一体化して、基礎の強度が増すので、鉄筋を入れること自体は、悪いことではない。
だが、鉄筋で基礎の強度が決まるということでは決してない。
勘違いしてもらっては困る。基礎は鉄筋よりも、コンクリートそのものの強度のほうが問題だ。
調合の具合は目で見てわからないので、いい加減な調合のコンクリートを使われてもわからない。
鉄筋の多さより、コンクリートの強度に気をつけろということだ。
今は現場でこね合わせるより、レミコン車で、調合ずみのコンクリートを運んでくることが多いので、私はどのくらいの強度のコンクリートを運び込んできたのかを、確認することにしている。
信用できる請負(棟梁)に頼んだ場合は間違いないが、あとで欠陥が出るケースもしばしば見聞する。
「鉄筋をサービスでたくさん入れておきまし
たから大丈夫ですよ。見てください、この鉄筋の数を」
と聞かされ、見せられて安心する(ありがたがる?)お施主さんが多いが、地業で手を抜かれ、捨てコンで手を抜かれていたら、何にもならない。
鉄筋なんてものは安いものだ。
どれほど使ったところでたかがしれている。
打ちあけた話、鉄筋などありがたがるほどのものではない。
鉄筋入り基礎に惑わされるな、というのはそのことだ。

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