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『鎌は女木より男木をやや大きめにする』

土台の継ぎ手は「腰掛け蟻継ぎ」や「腰掛け鎌継ぎ」というのをよく使う。
腰掛け蟻継ぎは、上に乗るほうの木材が下の木材に腰掛けるように乗り、先端が蟻の足の先のようになっているもの。
腰掛け鎌継ぎは、腰掛ける上の木材の先が、蛇の鎌首に似たような格好をしている。
いずれもよくできている継ぎ手で、これでがっちりとはめておけば、外れることはない。
さて、土台の継ぎ手にしろ、柱の仕口のほぞにしろ、木と木を接合するときの、刻みの加減は非常に気を遣わなければならないところだ。
鎌継ぎの場合、私らは出っぱったほう、つまり、鎌のあるほうを男木、鎌をはめられるほう、つまり、孔のあるほうを女木といっているが(これは人間の場合と同じ)、木殺しといって、男(鎌)を女(孔)よりも、わずかだが大きくしておいて、孔に差し込む。
鎌を玄翁でコンコンと叩いて、木が縮んだところをはめ込む。
こうすると、孔に入ってから鎌が元の大きさに戻ってがっちりはまる。
最初からスポンと楽に入ってしまうようじゃ、利きめがない。
かといって、孔が小さすぎて無理に叩くと、孔から割れが入ってしまう。
この加減が、まことに難しい。

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