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『野地板は乱千に張る』

屋根の中で大事なのが野地板だ。薄すぎると当然ながら力がないために、屋根がきれいに決まらない。
瓦の重みの大半を野地板が受けるからだ。野地板にはかつて製材された粗板が多く使われていたが、今では九ミリ厚の合板を使うことが圧倒的に多い。
合板は規格で厚さが決まっているが、できるだけ厚いものを使ってもらうように頼むといい。
先にも述べたように、最近はふき下地に木片でなく、アスファルト・ルーフィングやケミカルな材料を使うから、瓦座を打つときに穴があきやすく、野地板に直接雨がくることがままあるからだ。
それと大事なのが、合板の打ち方で、それによって丈夫さが大分左右される。
常識ある大工なら、野地は必ず乱子張りにするものだ。
乱子というのは、継ぎ手を一カ所にしないで、互い違いになるようにすることだ。継ぎ目を一つところに集中させると、ちょっと見にはきれいに見えるが、外から力が加わると、その弱い部分にみな力がかかってしまう。
野地板が乱子になっていれば、全体が上からの重みを分散して受けるから強くなる理屈だ。
野地板を乱子に張るには、母屋全体の関係を見ながら、仕事を進めていかなくてはならない。

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