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『庇はのない家は日本の家とはいえない』

 

『庇はのない家は日本の家とはいえない』

 

「西洋の建築は壁、日本の建築は屋根の建築である」

 

これは建築学者・伊東忠太氏が残された有名な言葉だ。

 

氏は中国、ビルマ、インド、トルコ、エジプト、欧米などを歴遊し、各地の家屋を調査し、その結果、先のような結論を出された。

 

日本の屋根の特徴は、やはりなんといっても長く突き出した軒先(庇)にあるだろう。

 

庇は雨露を防ぐというだけでなく、サン・コントロール(日照調節)のうえからも重要な働きをしている。

 

特に南開口部の庇は大事だ。

 

夏は日が高い位置から差すために、庇が日を遮り、部屋の中に直射日光が差すことがない。

 

逆に、冬の日は低くから差すから、部屋の中まで十分に日が入る。

 

自然の恵みをうまく生かした知恵だ。

 

最近は庇の重要性を忘れて、見てくれだけのことで、庇のないツンツルテンの家をつくっているが、とんでもないことだ。

 

庇のない家はもはや、日本の家とはいえない。

 

どんなつくり方をしても庇だけは忘れずにつけてもらうように。

 

雨を防ぐ意味でも役割は大きく、窓という窓に、庇があるのとないのとでは、家のもちがかなり違ってくる。

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