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『お客中心の家ではつまらない』

 

『お客中心の家ではつまらない』

 

ここにトイレをもってくると、お客さんがきたときに、部屋からまる見えでいやがられるのじゃないか。

 

客間はもう少し広くないと大勢来たときにくつろいでもらえないのじゃないか。

 

設計のご相談にうかがうと、こんな話をよく聞く。

 

家づくりは一生の大事業。

 

せっかく建てるのだから、お客がきたときのことを考えるのはいいだろう。

 

「今まで狭くて、客間がないためにお客さんをお呼びできなかったものですから」と口々におっしゃるが、本当か。

 

私はそうとは思わない。

 

現に狭くて客間などない家だって、始終客の出入りしている家はたくさんある。

 

新築するとなると、つい気負って、ありもしないことを、あれこれ想定して楽しみたいものだ。

 

空想して楽しむ分には勝手だ。

 

しかし、あくまでも現在の暮らしを考えて設計をすることが基本になる。

 

昔と違って、人寄せが少なくなった。

 

普通の家なら客が来るといっても、せいぜい親兄弟ぐらい。

 

来るかどうかわかりもしないお客を意識して、設計するほど馬鹿な話はない。

 

「泊まり客用の洗面所がほしいのですが」と相談され、「旅館じゃないんだから、不要ですよ」と答えたら、いやな顔をされたことがあった。

 

用意したのはいいが、物置き場になっているようだ。

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