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『つくりつけの収納スペースは不要』

「収納スペースができるだけほしい」そんな考えのお施主さんが多いが、収納場所がどのくらいあったら気がすむのだろう。
物質主義の時代の反映か、このごろは誰でも収納場所をたっぷりほしいという。収納場所が多い家ほど、住みやすい家といった錯覚がある。
収納場所が多ければそれだけ、物は増えていくことになる。
物を片づけながら、できるだけ簡素に暮らしていくのが、かつてわれわれの暮らし方だった。ちゃぶ台をご存知だろうか。
洋テーブルに押されて昨今は、日常から姿を消しつつあるが、ちゃぶ台は用がすむと足を折り畳んで片づけておいた。
ちゃぶ台に限らず、物を出したあとは、元に戻しておくのが、私たちの暮らしの基本にあった。
ところが、出したり片づけたりが面倒だからというので、出しっ放しの人が多くなった。
そのほうが合理的だという。洋風暮らしが持ち込まれて、部屋が限定した目的で使われるようになった弊害だろう。
ダイニングにはテーブル、寝室にはベッド、応接間には応接セットという具合。
洋風暮らしは、出しっ放し的な生活をする。
部屋に物を置くことが根底にあるからだ。
再三述べているが、使用目的にこだわった部屋はなるべくとらない方向で考えたほうがいい。
部屋の用途を決めて、いちいちつくりつけの収納場所をとったのでは、後々住みにくくなる。
「この品物は、あの部屋のどこどこ」、
決まったところに納めないと、さらに雑然と としてしまうことになる。
つくりつけの収納場所を多くとるということは、逆にいえば、かなり、整理能力のある人でないと使いこなせないということだ。

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