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『道具を使える大工に頼む』

すでに述べたように、大工選びは慎重でないといけない。
地域で長く営業して、古くから、つき合いのある業者なら、信用のことがあるから、まず間違いないが、どうかすると、素人がやっている建築屋で、人だけ集めて、それで次から次へとバトンタッチして、仕事をやっているようなところがある。
建築業の店を出していながら、釘一本打てないような連中がやっている会社がけっこう多い。東京では目立つ。
建築屋が道具を使えないんじゃ、話にならない。何か故障があったとき、「よし、俺が行く」
といえる大工に頼まないと、駄目だ。
斡旋屋まがいの建築業者は、「うちは住宅性能保証保険をつけますから安心ですよ。
仮に何かあったときは責任を持ちます。
屋根の保証期間は〇年、壁は〇年〇カ月……」
といった甘い言葉を吐くものだ。しかし、こんなのにつられてはいけない。
家は一生つき合うものだ。私のところはそんな保険には入っていない。われわれの場合は、おやじの建てた家でも、こちらの不手際で不都合が出れば駆けつける。
「一年や二年なんてケチなことがいえるか」
腕に自信のある大工なら、建てた家は一生保証するくらいの気概をもっているものだ。
それが信用になっていく。一回仕事をしたら、お施主さんとずっと長い間のつき合いになる。
だんだんお得意さんが増えてくる。町大工はそういうものだ。
手抜きは許されないし、もとよりするつもりもない。
現場に出ないで、カンナの一つも使えないで、営業活動のために、金をかけてうまいことをいうような建築業者ではだめだ。
もしも出向の職人が手を抜いていても、仕事ができないのだからチェックできない。
仕事なんてものは、いくらでも手を抜こうと思えばできる。
相手がわからなければ、これ幸いで、なめてかかる。
家は道具をもって、本当に現場で仕事をする大工に頼まなくてはいけない。

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