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『仕事中の大工とのつき合い方』

 

仕事中の大工とのつき合い方

工事中の職人との接触は、通常建前がすんでからが多くなるが、現場でのお施主さんのマナーについて、われわれ大工からみて、気になることを、少しばかり申し上げておきたい。

自分の家だから、現場に進行状況を見にいくのは楽しみなものだ。

ところが、「あまり足繁く通ったら邪魔になるのではないか」と、変に気を回し、無関心を装って、現場にあまり顔を出さないお施主さんがいるが、これでは、職人と気心が通わない。

「ご苦労さまです。お世話さまです。」極力、顔を出してほしい。

お茶の一杯を気にかけてもらい、一声かけてもらうのは嬉しいものだ。

お施主さんの姿を見るのをうるさいと思う職人はいない。

現場が遠くて、お茶などのサービスができないときは、できるだけ休日を利用して、通うようにしてほしい。

そこで、もし、都合の悪いところを見つけたら、早いうちほど改修も楽だし、遠いからといって、お施主さんがぜんぜん足を運ばないのは、作業する側にしてみれば、張り合いがないものだ。

ただ、細かな注文は棟梁なり、請負者に言うのが原則。

棟梁がその場にいれば別だが、現場作業員にあれこれ注文を出すことは道義上、慎むべきだ。

それこそ、うるさがられるのがおちだ。

間違っても、タバコ銭などを与えて、請負者を通さず仕事をさせるようなことはタブー。

のちになって困ることになる。

お施主さんの事情もいろいろだろうから、たまにしか現場に行けないようなときは、棟梁なり、現場の長に茶菓子代を渡し、「めったに顔を出せないのですがよろしくお願いします」と、頼んでおくのも一法だ。

現場においては、自分の家だからといって、削った板床の上に靴のまま上がったりするのは、とんでもないこと。

マナー違反。

また、仕事が珍しいからといって、つきまとったり、必要以上に親しく話しかけるのもよくない。

いったん仕事が始まると、段取りがあり、無駄な時間をとられると、仕事のノルマに関係するからだ。

それと、現場で一番気をつけなくてはいけないのは道具をまたぐことだ。

職人にとっては道具は命。

年配の職人は、特に嫌う。

「帰ってくんな。邪魔だ、邪魔だ。」昔は威勢のよい職人もいた。

今はお施主さんを叱り飛ばす者がいなくなった。

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