四方を海に囲まれた我が国では、護岸設備・桟橋・橋脚・その他多くの海洋構造物がありますがそれらは常に厳しい腐食環境にさらされています。
これらの設備をそのまま放置すると莫大な費用を掛けて再構築しなければならず、また、この種の岸壁は我が国の海岸線30,000kmの内、延べ1,000kmもあるといわれているため、最近これらの補修が大きな問題となっています。
これらの問題を解決するため、水の中でも塗れる水中型塗料が新しく開発され、護岸設備の飛沫帯や干満帯の補修に使用され、防災面や社会資本の保存面で大きく貢献しています。