『勝手口はぜひつくろう』
2021/02/15
『勝手口はぜひつくろう』
「狭いから勝手口がとれない」というのは違う。
狭ければ、狭いなりで、いかようにもとれるはずだ。
最初から必要なスペースとして確保しないからとれない。
私らは玄関をとったら、次に勝手口をどこにつけるかを考えるものだが、お施主さんは部屋をとる算段ばかりに腐心するから、勝手口は一番後回しになってしまう。
あげく、どこにもとれないはめになるこのごろでは、ご用聞きが来ることも少なくなったが、一戸を構えて、出入り口が一つしかないのではお粗末だ。
勝手口がないと、買い物から帰って、水のたれるものを、玄関から入れなくてはならないし、ゴミを出すのも玄関になる。
昨今の家は、玄関から部屋に通じているから、部屋中に水を落としていくことになる。
勝手口はできるだけ冷蔵庫に近いところにとるのが使いやすい。
勝手口⇒冷蔵庫⇒調理台⇒洗い場⇒レンジと流れるようにする。
レンジのすぐ近くはまずい。
煮炊きしているとき、風が入って危険だ。
ドアを開けっ放しにしても、火に影響ないところにとることを心がけたい。
勝手口のドアは、上下半分ずつ分けて開閉する式のものが出ているが、これが意外と評判がいい。
ドアを開けずとも上だけ開けて荷物の出し入れができる。