融点が常温よりも高い高分子樹脂を用いて作った粉末状の無溶剤塗料。樹脂としてはエポキシ、アクリル、ポリエステルなどが用いられ、さらに架橋剤としてメラミン、ウレタン、多塩基酸アマイドなどが用いられる。
溶剤を一切使用しないので、引火の危険がなく、固形分100%であるから1回塗りて厚い膜が得られ(100~1.000μ)、塗料は回収して再使用ができるので塗料ロスが少なく、堅い膜ができるなどの長所がある。
塗装は通常静電吹付法で被塗物の表面に粉末を付着させ、180~200℃に加熱して粉末を溶融させて連続塗膜を形成させる。