塗料性状 試験項目 粘度
2021/03/14
試験の目的
塗料の粘性のめやすとなるもので、使用時の溶剤希釈率にも影響する。
試験方法
- 生塗料の粘度測定にストーマー粘度計がよく使用される
これは分銅の重さと秒数より換算表からKU値を求める -
希釈塗料の場合には塗料用フォードカップ(JIS K 5402)を使う場合が多い
いずれの場合も液温の影響が大きいので、規定温度に合わせるか、測定時の液温を測る必要がある。
試験方法
- 希釈塗料の中へカップ全体を浸漬させる
-
塗料内のカップを液面下にて垂直にさせる
-
塗料内よりカップを引き上げると同時に、ストップウォッチで流下時間の測定を開始する
-
カップ内の塗料が流出し、糸状の流れが切れた時、流下時間の測定を終了する
-
ストップウォッチの時間を読みとり、その流下時間を塗料粘度として表わす。(例12.5秒/22℃など)