『柱と土台のすえつけは長ほぞがよい』
2021/04/01
『柱と土台のすえつけは長ほぞがよい』
建築現場に立ち合うことができたら、湿気のあるところや水のあたるところに、やたらと金物が使われていないかを厳重にチェックするといい。
無造作に金物を使っているような大工仕事は、あとのところも推して知るべし。
信用できないとみていい。
それと、これは一つの例だが、しっかりした仕事かどうかを見極めるポイントがある。
土台に差す柱のほぞが、土台を貫いて、基礎にまで達しているようなら安心してよい。
ほぞが基礎までついていれば、万が一土台が腐っても、柱が家の荷重を支えることができる。
今は一般的傾向として、短ほどが多いが、木の性質をよく知ったていねいな仕事では「長ほぞ」が採用されている。
点検してみるといいだろう。