外装リフォームを検討するすべての方に知っていただきたいこと
2021/06/05
外装リフォームを検討するすべての方に知っていただきたいこと
小さな隙間に宿る大きな安心感
これまで大切に住み続けた家。
これからも寄り添っていく家。
そんなわが家も、メンテナンスの時期がやってきました。
ずっと暮らしていくには、ただ見かけをきれいにするだけでは安心できません。
長持ちさせるために、目には見えにくい、具合が悪くなった部分も補修する必要があります。
このコラムは、外装リフォームの中でも目立ちにくい、それでいて大切な「家の隙間の補修」についてご紹介します。
色あせた屋根や、苔の生えた壁などと違い、数ミリの小さな隙間かもしれません。
しかし、その隙間もメンテナンスしなければ、家の耐久性と快適性を損なってしまうおそれがあるのです。
雨や風から家族を守り、住まいの寿命を保つ大切な補修。
それを考えていきましょう。
あなたと家族の暮らしがより安心で豊かなものになりますように。
よりよいリフォームのお手伝いができたら幸いです。
外装リフォームにはこんな種類がありますひと口に外装リフォームといっても、たくさんの種類があります。
ただ塗装を塗り直すだけではありません。
下地を丁寧に洗ったり、古くなった金物を交換したり、基礎のひび割れを補修したり、多くの補修をまとめて外装リフォームと呼んでいます。
屋根
雨や日射を直接受けるため、外壁に比べて劣化しやすい場所。
屋根のメンテナンスは家の寿命を伸ばすことにもつながります。
ベランダ・バルコニー
家の外観イメージを決める大きなポイント。
雨や風が直接触れるので、防水がしっかり機能しているかチェックしておきましょう。
外壁
外壁のリフォームは塗り替え・張り替え・存外壁に新しい外壁を重ねるカバー工法の3種。
最適な施工方法を吟味しましょう。
窓まわり
断熱性・防音性・防犯性など、住宅の機能性と快適性に大きく関わる場所。
窓のリフォームは、さまざまな問題解決にもつながります。
カーポート
リフォームの際にカーポートを新設する場合は、道路との高低差を確認。
大がかりな工事が必要になることもあります。
ウッドデッキ
特に天然木のウッドデッキは経年変化による劣化が顕著。
塗装するなど、長く使用できるようにメンテナンスを行いましょう。
コンクリート塀
プロック塀も中に水が入り込むと劣化が進みます。
リフォームではブロック内部へ水を浸透させないための防水対策が必要。
玄関アプローチ
家の印象を決定づける重要なポイント。
新しい住まいのカラーやデザインに合わせて一緒にリフォームすると統一感が出ます。
<壁と壁の隙間や窓まわりの補修>
サイディング(外壁材)や窓まわりなど、家を形づくるパーツのつなぎ目には、「シーリング材」というゴムが使われ
ています。シーリング材は、建物の防水性や気密性を高めるための大切な役割を担っています。シーリング材も時間
が経てば劣化して、ひび割れやはがれなどの小さな隙間が生まれてしまうのです。