スレート屋根のカバー工法とは?メリット・デメリットをご紹介します!
2022/12/07
ストレート屋根の家に住んでいる方、またストレート屋根を検討している方も多くいらっしゃいます。
ストレート屋根の工事でよく行われるカバー方法にはメリット、デメリット共に存在します。
この記事では、メリット、デメリットはもちろん、どのようなときに向いているのか解説するのでぜひ参考にしてみてください。
ストレート屋根のカバー工法を紹介します
- ストレート屋根のカバー工法とは
カバー工法とは、ストレート屋根の上に軽い屋根を重ねて貼る工事方法の1つです。
アスベストを使用したストレート屋根である場合でも、このカバー工法を使えば廃材を出すことなく工事ができます。
カバー工法は2種類あり、直接下葺き材カバー工法と野地板増し張りカバー工法です。
前者は屋根材を支える板である、野地板の状態が良い場合の工事方法です。
後者は、既存の野地板の状態が悪い時に使われます。
どちらの方法が適しているのかは、当社にお気軽にご相談ください。 - ストレート屋根のカバー工法の適正とは
ストレート屋根は平均築10年ほど、塗装メンテナンスが築20年ほどでカバー工法や、葺き替え工事が必要になる場合がほとんどです。
2004年以前に作られたストレート屋根にはアスベストを含んでいるものが多いです。
この場合だと、葺き替え工事を施すとアスベストが破損する可能性があるので、カバー工法を使用するのがおすすめです。
カバー工法のメリット、デメリットを紹介
- メリット
既存の屋根を廃材として出さないので、壊す手間と廃材費用を抑えられて葺き替え工事よりは、「短期間」そして「安価」に全体を工事できます。
アスベストを使用した場合の屋根でも、廃材を出さないのが特徴です。
屋根が二重になることにより、断熱性と遮音性も上昇します。
また、既存の屋根があるので、リフォーム中に雨漏りする可能性がぐんと低くなります。 - デメリット
アスベストが含まれたものを廃棄するための費用は、年々高騰しています。
カバー工法を行うと、廃棄を先延ばしにしてしまうため子供や孫世代の負担になってしまう可能性があります。
また、屋根の重量が増すことにより、耐震性に影響をきたす場合や、太陽光発電の設置に悪影響が出る可能性もあります。
まとめ
この記事ではストレート屋根のカバー工法とはどのようなものなのか、またカバー工法におけるメリット、デメリットを紹介しました。
太陽光発電の設置が困難になるというデメリットもありますが、安価・短期間で行えるという最大のメリットもあります。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。