外壁の色褪せを防ぐなら紫外線に強い色を選びましょう!
2023/08/10
外壁が色褪せする原因
色褪せしにくい色を知る前に、色褪せする原因を見ていきましょう。
- 紫外線による色素の劣化
外壁は四六時中紫外線を浴びています。
外壁も人の肌と同じように、紫外線によって劣化し、色褪せを起こします。
色を構成しているのは「顔料」であり、この顔料に含まれる原子同士の結合が紫外線エネルギーによって破壊されて表面に浮き出るのです。
さらに、これが雨によって流れることで塗膜の効果が薄れ、色褪せにつながります。 - 化学変化による変質
これは、外壁ではなくトタン屋根をはじめとする金属屋根でよく見られる酸化が該当します。
金属は、酸素や水、日光の熱などによって錆が生じ、赤や黒に変色してしまいます。
紫外線に強いおすすめの色
では、色褪せの原因を知った上で、どのような色が色褪せしにくいかを見ていきましょう。
ここでは、ランキング形式で紹介します。
- 白
白は、最も色褪せしにくい色と言われています。
太陽光を吸収しにくいという性質を持つので、紫外線のダメージも受けにくいです。しかし、汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。
ほこりや排気ガス、カビやコケなどの汚れが他の色と比較すると目立ちやすいので、このことも把握した上で選ぶと良いでしょう。 - 黒
黒の顔料は、カーボンブラックというもので、着色力に優れており、色の原子の結びつきが光に分解されにくいという特徴があります。
そのため、色褪せはしにくいですが、汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。
また、ツヤが失われてくると色褪せた印象になってしまいます。 -
青
青色は、光を反射しやすく、紫外線の影響を受けづらいという特徴を持っています。
道路標識も劣化すると赤い部分は色褪せのスピードが早いですが、青い部分は発色が残りやすいです。
それと同様、外壁に塗装しても色褪せしにくいです。
まとめ
色褪せする最も大きな原因は「紫外線」です。
外壁は家を常に守ってくれているので、紫外線を避けることはできません。
そのため、色褪せしにくい色を選ぶのがポイントです。
白、黒、青が色褪せしにくい色なので、一度検討してみてください。