外壁塗装に使われるフッ素塗料の特徴とは?メリットとデメリットをご紹介
2024/03/12
外壁塗装におけるフッ素塗料の際立つメリット
フッ素塗料とは、その名の通りフッ素を含む合成樹脂を主成分とする塗料のことです。
フッ素塗料はその優れた性能から、東京スカイツリーのような大規模建築物にも使用されています。
主なメリットは以下の通りです。
- 長期間の耐久性
フッ素塗料の最大の魅力はその耐用年数。15〜18年と長期にわたり、塗り替えの必要が少なく、経済的なメリットも大きいです。
ランニングコストを抑えたい方におすすめの塗料です。 - 汚れ落ちの良さと親水性
親水性により、雨水と共に汚れを洗い流すことが可能。
これにより、外壁の美観を長期間保てます。 - 紫外線に強い
さらに、シリコンに比べて結合力に優れているため、紫外線や高温から外壁を守れます。
これは外壁の寿命を延ばし、メンテナンスコストを削減します。
高品質ながらも検討すべきフッ素塗料のデメリット
一方で、フッ素塗料には以下のデメリットも存在します。
- 高価格
耐久性や性能の高さを反映してか、他の塗料と比較して価格は高めです。
初期費用は高くなりますが、長期的にはコストパフォーマンスは良好です。 - ツヤあり塗料に限定される
フッ素塗料を塗装すると、光沢のある華やかな仕上がりになります。
しかし、ツヤあり塗料しか選択肢がない点は、マットな仕上がりを好む人には不向きかもしれません。 - 膜の硬さによる追従性の問題
塗膜が硬く伸びにくいため、外壁のひび割れが起こると問題が生じる可能性があります。
外壁のひび割れと同時に、塗膜も割れてしまうリスクがあるのです。
家は、地震や強風、車の振動により動きがあるものと言えるので、追従性についてはデメリットとなります。
まとめ
フッ素塗料は、外壁塗装において優れた選択肢ですが、その特性を理解し、ニーズに合わせた適切な選択が必要です。
コストパフォーマンスを重視する方にとって、長期的な視点でフッ素塗料は高い価値を提供します。
しかし、初期費用や特定の制限も考慮し、総合的な判断が求められます。