外壁を白にしたら後悔する?白い外壁のデメリットと対策
2024/08/25
白い外壁のデメリット
白い外壁は、見た目のおしゃれさから人気ですが、汚れが目立ちやすい、日光に当たると眩しい、単調な外観になりやすい、虫が集まりやすいなど、いくつかのデメリットがあります。
具体的な内容を見ていきましょう。
白以外の汚れが目立ちやすい
白い外壁は、白の汚れが目立たない一方で、泥や砂ぼこり、換気口からの油汚れ、カビなどの汚れが目立ちやすいのがデメリットです。
これらの汚れは、家の見た目を悪くするだけでなく、近隣の景観にも悪影響を与えてしまう可能性があります。
そのため、定期的な清掃が欠かせません。
汚れがひどい場合は、塗り直しも検討する必要があるでしょう。
しかし、他の色よりも汚れが目立ちやすいため、塗り直しの頻度が高くなる可能性も理解しておきましょう。
日光に当たると眩しい
白い外壁は、光を反射する特性を持っています。
特に、光沢のある塗料を使用している場合は、光を反射することで眩しく感じやすくなるため注意が必要です。
特に、直射日光が当たりやすい場所や、隣家との距離が近い場合は、近所迷惑になる可能性も考えられます。
外壁周りに木を植えるなど、対策を講じることを検討しましょう。
単調な外観になりやすい
白い外壁は、爽やかな雰囲気になりやすい反面、一色で仕上げてしまうと、外観が単調に見えてしまう可能性があります。
他の家と並んだときに、地味に見えてしまうことも考えられます。
白い外壁を採用する場合は、クリーム系やベージュ系などの同系色と組み合わせたり、相性の良いブラウン系をプラスしたりすることで、垢抜けた雰囲気にできます。
虫が集まりやすい
蛾や一部の甲虫は、紫外線を多く出す光源に集まる習性があります。
明るい色の外壁は、紫外線の反射率が高いため、虫を引き寄せてしまう可能性があります。
白に近い色や淡色の外壁材、塗料を使用している場合は、虫が寄ってくることを意識しておきましょう。
白い外壁でも汚れを目立たせない方法
白い外壁のデメリットを解消するためには、いくつかの対策方法があります。
色味のある外壁塗装材を選ぶ
白い外壁が汚れやすいのは、白が他の色を引き立てる色であるためです。
そこで、クリーム色や白に近いグレーなど、少し色味のある外壁塗装材を選ぶことをおすすめします。
特に、屋根の色に合わせて、寒色系ならグレー、暖色系ならクリーム色の外壁塗装材を選ぶと、住宅の外観全体に統一感が生まれます。
雨筋を防ぐアイテムを取り付ける
窓サッシは水の通り道であり、埃を含んだ雨が窓サッシを通って外壁をつたることで、汚れが蓄積してしまいます。
これらの汚れを防ぐため、窓サッシの雨筋を防ぐ「雨筋ストッパー」や「伝い水防止水切り」などのアイテムを取り付けることをおすすめします。
汚れがつきにくい塗装材を選ぶ
白い外壁でも汚れにくくするために、汚れがつきにくい塗料を用いると良いでしょう。
汚れがつきやすい塗料には、「1液性」「弾性塗料」「艶がない」などの特徴があります。
一方で汚れがつきにくい塗料は、艶があり、セルフクリーニング機能、防カビ・防藻機能が備わっています。
白い外壁の住宅を検討中の方は、外壁塗装会社に相談して、汚れの目立ちにくい塗料を選びましょう。
まとめ
この記事では、白い外壁のデメリットとして、汚れが目立ちやすい、日光に当たると眩しい、単調な外観になりやすい、虫が集まりやすいことなどを解説しました。
しかし、これらのデメリットを解消するために、色味のある外壁塗装材を選んだり、雨筋を防ぐアイテムを取り付けたり、汚れがつきにくい塗装材を選んだりすることで、白い外壁でも快適な住まいを実現できます。
白い外壁を採用する際は、メリットだけでなく、デメリットも理解した上で、後悔のない選択をしてください。