外壁塗装をDIYでやるのはあり!?実はそこまで安くない?
2020/04/20
実際にかかる費用
外壁塗装にかかる費用は家の大きさなどにもよりますが、30万円〜50万円程度となっています。
一方、プロに任せると60万〜120万円程度なのでDIYにかかる値段だけ見ると安く感じますが、仕上がりや質の違いなど全体的なパフォーマンスを考えると当然の差かもしれません。
まず、外壁塗装をDIYで済ませてしまうためには、まず道具を購入する必要です。
例えば、「高圧洗浄機」「養生用のビニール・ガムテープ」「下塗り塗料」「上塗り塗料」「塗料を塗るためのローラー」などがあります。
このように、普段家にはないものを買う必要があるため、どうしても金額が高くなってしまいます。
中でも、最もお金がかかる部分が塗料です。
塗料は1種類だけではなく、「下塗り塗料」「中塗り塗料」「上塗り塗料」などさまざまなものがあります。
外壁塗装に必要な塗料の総額は、平均的な13万円〜20万円程度となっていて、道具購入額の大半をしめています。
また、外壁は低いところだけではなく高いところもあるため、作業をする際に足場が必要になります。
そのため、足場を組まなくてはいけませんが、ホームセンターなどで部材を買って自分で組み立てるのは危険を伴います。
ですから、足場を組んでくれる専門業者に依頼をすることをおすすめします。
足場代をケチってしまい怪我をしたら、入院費など余計な出費がかさんで元も子もないですよね。
ちなみに、足場を組んでくれる専門業者に頼んだ場合、平均的な2階戸建住宅では10万円前後の費用が必要です。
なるべく費用を抑えるには?
なるべく費用を抑えるにためには必要な道具を安く済ませるしかないです。
さきほど言いましたが、必要な道具の中で最もお金がかかるのは塗料です。
つまり、塗料の値段を安く済ませることができれば、全体の費用を安く済ませることができます。
塗料は種類によって値段が違います。
例えば、無機であるガラスを塗料に混ぜ込み高い耐久性が「無機塗料」や、コストパフォーマンスが良い「シリコン塗料」などがあり、これらは品質がかなり良いため値段は安くないです。
一方、安く済ませたいのであれば、「アクリル塗料」や「ウレタン塗料」などを選ぶとよく、DIYにかかる費用を抑えることができます。
しかし、あまりにも安い塗料を選択してしまうと耐久性や撥水効果などが期待できないため、自分のお財布と相談しながら納得のいくものを決めると良いです。
もちろん、「耐久性など気にしない」「また塗り替えれば済む」と考えている人であれば、値段が安い塗料でも大丈夫です。
また、親戚や近所の人が持っているものを借りることで、費用を安く済ませることができます。
例えば、外壁の下地処理をする際に必要な高圧洗浄機は安くても6千円以上はかかり、綺麗に洗浄するためにはそれなりの性能のものを買う必要があります。
しかし、借りてしまえば水道代以外はお金がかからず、下地処理を済ませることができます。
外壁塗装は時間もかかる
外壁塗装のDIYの費用はある程度抑えることができても、塗装時間を削るのは難しいです。
特に、サラリーマンの場合は、平日が仕事なので土日にしか作業ができず、休みの日にコツコツ作業するしかありません。
特に、塗料を塗るときは乾くまでの時間などを考慮しなければならず、冬などの気温が低い時や梅雨の季節は、普段と比べてより長くかかります。
そのため、塗装期間は3ヶ月程度を見込んで置く必要があり、土日が忙しい人や季節によってはさらに長い期間が必要です。
手間や費用のことを考えて外壁塗装のDIYはするべき
外壁塗装のDIYは数万円程度ではおさまらず、道具や塗料などで数十万円の費用がかかってしまいます。
しかも、費用の問題だけではなく時間もかかりすぐに終わるというわけではありません。
このように、外壁塗装はDIYでやっても決して安くはないし根気のいる作業になっています。
もし、少しでも大変と感じたのであれば、外壁塗装の専門業者に依頼するのが得策です。