外壁のalcとは?耐用年数をご紹介します!
2022/10/25
ALCパネルとは?
ALCパネルとはセメントや生石灰、アルミ粉末を原料にして作られる軽量気泡コンクリート建材のことです。
建築材としてさまざまな用途で使用されており、コンクリートが原料として作られていることから、耐火性にも優れているというわけです。
ALCパネルには3つの種類があり、形状による違い、厚さによる違い、表面加工による違いの3つがあります。
*形状による違い
これは、建物の平面の部分に利用するALCパネル、建物の角の部分に利用する細長いL字型のALCパネルがあります。
この二つは形が違うだけなので、素材屋模様に変わりはありません。
*厚さによる違い
外壁のALCパネルは75ミリメートル以上のパネルを厚型パネル、35ミリメートル以上75ミリメートル未満のパネルを薄型パネルと言います。
厚型パネルは鉄筋コンクリート造に適しており、薄型パネルは木造や鉄骨の建物に適しています。
*表面加工による違い
表面にデザインが施されているものを意匠パネル、ないものを平パネルと言います。
それぞれ理想の外壁に合わせて、選ぶことが大切です。
ALC外壁のメンテナンス周期はどれくらい?
ALC外壁の耐用年数は目安として60年、メンテナンス周期は10から15年と言われています。
ただし、これはあくまでも目安に過ぎず、状態によってメンテナンスの必要性を判断していく必要があります。
ALCパネルはつなぎ合わせている箇所が多いので、コーキングのメンテナンスがとても大切です。
コーキングは耐用年数が5から7年なので、外壁よりも耐用年数が短く、より早くメンテナンスを行う必要があります。
メンテナンスを行う目安として、以下のポイントに注意してください。
・シーリングの劣化:目地に入っているシーリングが紫外線によって劣化
・変色:紫外線によって外壁に色あせが起きる
・チョーキング:紫外線によってダメージを受け、顔料が粉になって表面に現れる
・クラック:コンクリートにひびが入る
・爆裂:雨水が浸入することによって、内部の水がコンクリートを押し出す
・カビ・コケ:水分によってカビやコケが発生する
以下の点に注意して、メンテナンスの時期を選ぶと良いでしょう。
まとめ
今回はALC外壁の概略とメンテナンス時期についてご紹介しました。
今回の記事を参考にぜひ理想の外壁塗装選びを行ってくださいね。