水性塗料と油性塗料の相性は？塗り重ねできるのかご紹介します！

塗料を重ね塗りする際は、使われている塗料の特徴を理解することが必要です。

外壁塗装でよく使われている水性塗料と油性塗料、それぞれの特徴をご紹介します。

有機溶剤はシンナーなどが用いられるため、身体に悪影響を及ぼす可能性があります。

シンナーのにおいが苦手だったり、体が弱かったりする方はにおい対策を施すようにしましょう。

1. 水性塗料
   水性塗料は水に溶ける塗料の総称です。
   水溶性塗料とも呼ばれます。
   乾燥後に耐水性を持つものが多く、アクリル塗料は乾燥後に耐水性を持ちます。
   うすめ液を容易する必要がなく、室内での作業に適しています。
2. 油性塗料
   油性塗料は成分に有機溶剤が含まれています。
   強い塗膜を作り、耐水性や耐候性に優れています。
   屋外で使用するのに適しています。
   室内で作業する時は必ず換気をし、火の気のない場所を選ぶようにしましょう。

一般に、水性塗料の上に油性塗料を塗ることはできますが、その逆はできません。

これは、油性塗料は水性塗料をはじきやすく、相性が悪いためです。

下塗りがタールエポキシ系カラー仕上げの場合、タールブリードによる変色の可能性がありますのでご注意ください。

上塗り塗料ごとに推奨下塗り塗料がありますので、できるだけ推奨塗料を使用するのがベストです。

水性、油性どちらが良いのかの判断は外壁塗装に何を求めるかで変わってきます。

健康を気にするのであれば、水性塗料、耐久性を気にするのであれば油性塗料がおすすめです。

また、水性、油性の中でも塗料ごとに特徴があります。

どんな塗料が自身の家に適しているのか気になる方はぜひ当社にご相談ください。

水性塗料と油性塗料は、それぞれ特徴が異なるため、重ね塗りの際は注意が必要です。
油性塗料の上には水性塗料を重ね塗りできますが、水性塗料の上には油性塗料を重ね塗りが難しいケースがあります。
その理由や、安全に重ね塗りを行うためのポイントを紹介します。

1. 油性塗料の上に水性塗料を重ね塗りする場合
   油性塗料の上には、水性塗料を重ね塗りすることができます。
   ただし、油性塗料が乾燥しきっていない状態や、塗膜が弱くなっている場合は、重ね塗りできない場合があります。
   油性塗料が完全に乾燥し、塗膜が安定していることを確認してから、水性塗料を重ね塗りするようにしましょう。

2. 水性塗料の上に油性塗料を重ね塗りする場合

   水性塗料の上に油性塗料を重ね塗りする場合、油性塗料に含まれる溶剤が水性塗料の塗膜を浸してしまい、膨れやシワが発生することがあります。
   そのため、水性塗料の上には、原則として油性塗料を重ね塗りすることはできません。
   どうしても油性塗料を重ね塗りする必要がある場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

3. 重ね塗りを行う際の注意点

   重ね塗りを行う際には、以下の点に注意しましょう。

   ・重ね塗りする前に、下地をしっかりと掃除しましょう。
   汚れやホコリが残っていると、塗料の密着が悪くなり、剥がれやすくなります。
   
   ・重ね塗りする前に、下地を研磨しましょう。
   研磨することで、塗料の密着性を高めることができます。
   
   ・重ね塗りする前に、プライマーを塗布しましょう。
   プライマーは、塗料の密着性を高めるための下塗り剤です。
   プライマーを塗布することで、重ね塗りの失敗を防ぐことができます。

1. 水性塗料の乾燥時間

   水性塗料は、油性塗料に比べて乾燥時間が短く、重ね塗りをする際に注意が必要です。

   乾燥時間が十分でない状態でクリア塗装をしてしまうと、塗料が剥がれたり、ムラになったりすることがあります。

   そのため、水性塗料を塗った後は乾燥時間をしっかりと確認してからクリア塗装を行うようにしましょう。

2. 下地処理の重要性

   水性塗料は、油性塗料に比べて密着力が弱いため、下地処理が非常に重要になります。

   下地処理をせずにクリア塗装をしてしまうと、塗料が剥がれやすくなったり、ムラになったりすることがあります。

3. クリア塗料の種類

   クリア塗料には、水性と油性があります。

   水性塗料の上には、原則として水性クリア塗料を使用する必要があります。

   油性クリア塗料を使用すると、塗料が剥がれたり、変色したりすることがあります。

   クリア塗料を選ぶ際は、水性塗料の上で使用できるかどうかを確認しましょう

1. 下塗りスプレーで下地を作る

   水性塗料の上にクリア塗装をする場合は、下塗りスプレーで下地を作ることをおすすめします。

   下塗りスプレーは、水性塗料との密着性を高め、クリア塗装の仕上がりがより美しくなります。

2. 塗装が付きにくい場所から塗り始める

   クリア塗装を始める際は、塗装が付きにくい場所から塗り始めるのがおすすめです。

   例えば、壁や床などの広い面を塗装する場合は、隅や端から塗り始めると、より綺麗に仕上がります。

3. 薄く数回に分けて重ね塗りをする

   クリア塗装は、1度に厚く塗るのではなく、薄く数回に分けて重ね塗りをするのがおすすめです。

   重ね塗りをすることで、クリア塗装の膜が厚くなり、より丈夫な仕上がりになります

塗料ごとの特徴をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

水性塗料の上に油性塗料を重ね塗りできますが、逆は難しいです。

また、塗料ごとに相性の良い下塗り剤が定まっています。

塗料の記載に従い、塗装の効果を高めていきましょう。

本稿以外にも外壁塗装について知りたいことがあればお気軽にご相談ください。