屋根に錆が発生してしまうのはなぜ?錆止め塗料もあわせて紹介します!
2023/09/17
屋根や外壁に錆が発生する原因とは?
- 建物内部に侵入した水
外壁にクラックがあると、雨水が壁を伝って建物の内部にまで侵入してしまうことがあります。
建物の内部にあるラス鋼のような金属部に水分が付着すると、錆が生成されてしまいます。 - 鉄部に付着した水
錆のある金属部が雨や雪によって濡れてしまうと、水分とともに錆が流れます。
そして、流れてきた錆はサイディングに定着してしまうことがあるのです。 - もらい錆
ステンレスのようにさびにくい素材である脚立や自転車、照明などにも錆ができてしまうことがあります。
これは、その周辺で発生した錆が雨や風によって移ってしまう、もらい錆と呼ばれる現象です。
錆止め塗料についてご紹介!
金属腐食を防ぐ効果を持つ塗料を、錆止め塗料といいます。
金属の表面に被膜をつくり、錆の原因である酵素や水を遮断・除去することで、錆や腐食を防ぎます。
塗料は、顔料、樹脂、溶剤、添加物によって構成されていますが、錆止め塗料は防錆効果が期待できる顔料を使用することで、錆止め効果をもたらしています。
以前は、鉛系やクロム系が中心の塗料が多かったですが、最近は人体への影響や公害問題から鉛クロムフリーの塗料開発が進められています。
錆止め塗料の色は、赤茶色系が多かったですが、鉛を含まない成分の塗料が増加するとともに、さまざまな色の錆止め塗料が増えてきました。
しかし、現在もプロが使用するエポキシ樹脂系の塗料には、赤さび色やグレーが多く使用されています。
上塗りの色によって最終的には錆止めの色がおおわれる点や、金属に近いグレーや赤さび色の相性が良い点から、カラフルな錆止め塗料はあまり使用されていません。
錆止め塗料は、成分によって多くの種類があります。
ご自宅の錆が気になる方は、どのような塗料が適しているのかチェックしてみてください
まとめ
屋根や外壁に発生した錆は、建物の見栄えを悪くするだけでなく、老朽化も懸念されます。
建物内部に侵入した水による発生、鉄部に付着した水による発生やもらい錆など、原因はさまざまですが、錆を見つけたらすぐに対処するようにしましょう。
また、適切な錆止め塗料を用いて事前に錆の発生を防ぐことも大切です。
ご自宅の屋根や外壁に錆が発生した場合、当社までお気軽にご連絡ください。