高齢者の方も安心して使えるキッチンへ！おすすめのリフォームをご紹介！

家の中で転倒した経験を持つシニア世代のなかで、キッチン内で転倒事故が起こった方は約2割といわれています。

この割合は、事故が多く発生しそうな階段での転倒とあまり大差がありません。

転倒の原因は、キッチンマットがめくれてつまずいてしまったり、高い場所に収納したものを取ろうとして踏み台から足を滑らせてしまったりすることが挙げられます。

多くの場合、今までは普通にできていたという油断から事故を招いてしまいます。

そのため、65歳を過ぎたら自分の体力を過信しすぎず、誰かに頼ることも大切です。

特に、一人暮らしや夫婦2人での生活を過ごしている高齢者の方は、踏み台を必要としない使いやすいキッチンにリフォームすることをおすすめします。

高齢者の方も快適に使えるキッチンへのリフォームは、一般的なリフォームとは異なるポイントがあるためご紹介します。

1. 安全性を高めたリフォーム
   高齢者が使うキッチンは、安全性について重視する必要があります。
   キッチンは、鍋の空焚きやガスの炎が衣類に燃え移るといった火災事故が起こる危険性のある場所です。
   特に、高齢者の方は作業を忘れてしまうこともあり、火の元には十分に注意が必要です。
   例えば、ガスコンロをIHクッキングヒーターへ交換することです。
   IHクッキングヒーターは火を使わないため、火が燃え移る心配もありません。
   しかし、使用後はプレート面が高温であるため、触ってしまってやけどをしないように注意が必要です。
2. 楽な姿勢で使える高さに
   リフォーム調理中や片付けの際など、キッチンでは立ったまま過ごす時間が長いですよね。
   高齢者の方にとって立ちっぱなしの家事は体の負担となってしまうため、できるだけ楽な姿勢で作業ができる高さへリフォームしましょう。
   使いやすい高さは人それぞれ異なるため、ショールームなどで実際に高さを確認することをおすすめします。
   また、バリアフリーに特化したシステムキッチンも多く販売されています。

キッチンは、家の中でも高齢者の方の事故が発生しやすい場所です。

キッチンは毎日使用する場所であり、安心して生活を送れるようにリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

高齢者の方でも快適に使えるキッチンにするために、安全性を高めるためのリフォーム、楽な姿勢で使える高さへのリフォームがおすすめです。