『つくりつけの収納スペースは不要』 2021/02/18 「収納スペースができるだけほしい」そんな考えのお施主さんが多いが、収納場所がどのくらいあったら気がすむのだろう。物質主義の時代の反映か、このごろは誰でも収納場所をたっぷりほしいという。収納…
『廊下を挟んでドアが向き合わないように』 2021/02/18 「三回建て直せば住みやすい家ができる」よく言うように、設計段階では気づかなかったが、住み始めてみて使い勝手が悪いことに気づく。そんなことがよくあるものだ。実際には、一生のうちに家を建てるの…
『設計は家族全員で』 2021/02/18 常識的なことだが、家のプランを練るときは家族全員で行うことが大事だ。工事が始まってから、「私は、俺は、こんなつもりじゃなかった」というのが、一番困る。われわれはいつも月月火水で、日曜がない…
『設計士は大工と気心の知れた人を』 2021/02/18 確かに、昔と違って、目まぐるしく変貌する設備面などに即応するためには、計画の段階から、材料や工法などの面で、何から何まで、棟梁一人の裁量では、容易に満足な家ができにくくなりつつある状況はあ…
『大工に頼む前に』 2021/02/18 これまで、住居をプランニングするうえで気をつけたいことなり、私の考え方なりを、いろいろ述べてきた。「ここで、大工棟梁と協力しながら、家を建てる人のために、お互い気持ちよく仕事が進められ、し…
『具体的な計画の進め方』 2021/02/18 一般に住居建築の計画を進める順序は、のようになる。このプロセスに沿って、相談を進め、大工の知恵を聞いたり、自分の考えなりを織り込んでまとめていくと、計画が次第に具体的になっていく。間取りば…
『南西のトイレは不吉か』 2021/02/17 お年寄りがいる家庭では「南西にご不浄がある家は、家相が悪い」といって嫌う。下水道の完備されていなかったころには、確かに、裏鬼門(南西)のトイレはタブーだった。夏、臭気が上がって、家の中に吹き…
『床の間の有用性』 2021/02/17 やはり、日本の座敷は床の間があると、部屋に風格が出る。床の間は格調のシンボルといってもいいかもしれない。お客を招じ入れるとき、「どうぞ、床の間のほうへ」という。床の間があれば、おのずと部屋…
『窓は床面積の最低七分の一は必要』 2021/02/17 「お宅はいいですね、明るくて」日本の家ではこれ以上のほめ言葉はないだろう。陽が差さないで、一日中薄暗く、ややもすると、日中でも電気をつけないと住めないような家ほど陰気な家はない。昔は住まう…
『勝手口はぜひつくろう』 2021/02/15 「狭いから勝手口がとれない」というのは違う。狭ければ、狭いなりで、いかようにもとれるはずだ。最初から必要なスペースとして確保しないからとれない。私らは玄関をとったら、次に勝手口をどこにつけ…