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『鉄筋入り基礎に惑わされるな』

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『鉄筋入り基礎に惑わされるな』

『鉄筋入り基礎に惑わされるな』

2021/03/17

『鉄筋入り基礎に惑わされるな』

一般建造物の基礎は、現在は建築基準法で「布基礎」が義務づけられている。

家の外壁の下に布のように連続してつくる基礎で、長方形断面のコンクリートを捨てコンの上に打っていくやり方だ。

この幅は一二センチが公庫の決めになっている。

現在は基礎に鉄筋を入れることが多い。

最近、公庫仕様でも異形鉄筋といって、簡単に抜けないように凹凸をつけた鉄筋を入れるように指導をしている。

うまく鉄筋が入れば、コンクリートと鉄筋が一体化して、基礎の強度が増すので、鉄筋を入れること自体は、悪いことではない。

だが、鉄筋で基礎の強度が決まるということでは決してない。

勘違いしてもらっては困る。

基礎は鉄筋よりも、コンクリートそのものの強度のほうが問題だ。

調合の具合は目で見てわからないので、いい加減な調合のコンクリートを使われてもわからない。

鉄筋の多さより、コンクリートの強度に気をつけろということだ。

今は現場でこね合わせるより、レミコン車で、調合ずみのコンクリートを運んでくることが多いので、私はどのくらいの強度のコンクリートを運び込んできたのかを、確認することにしている。

信用できる請負(棟梁)に頼んだ場合は間違いないが、あとで欠陥が出るケースもしばしば見聞する。

「鉄筋をサービスでたくさん入れておきましたから大丈夫ですよ。

見てください、この鉄筋の数を」と聞かされ、見せられて安心する(ありがたがる?)お施主さんが多いが、地業で手を抜かれ、捨てコンで手を抜かれていたら、何にもならない。

鉄筋なんてものは安いものだ。

どれほど使ったところでたかがしれている。

打ちあけた話、鉄筋などありがたがるほどのものではない。

鉄筋入り基礎に惑わされるな、というのはそのことだ。

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