外壁の下塗り材は重要!下塗り材の種類をご紹介!
2023/06/06
下塗り塗装の役割とは?
- 下塗り
下塗りは、外壁塗装の下支えとなる重要な工程で、外壁材と塗料との接着力を高める役割があります。
この工程を行わないと、外壁材に塗料が定着せず、塗膜がすぐに剥がれてしまいます。
また、外壁材に塗料が浸み込む可能性もあり、塗料の気泡や、その他、様々な要因で外壁材を逆に傷めてしまいます。 - 中塗りと上塗り
中塗りは、上塗りを行う前に、外壁材の表面を整える作業を指します。
さらに、下塗り塗料の色を隠し、美観を保ちます。
塗料は液体であるため、どうしても乾燥する際に気泡が発生してしまいます。
下塗り、中塗り、上塗りを繰り返すことで塗りムラを防ぎ、塗膜に厚みをもたせ、仕上がりが美しく耐久力のある外壁に仕上げます。
外壁塗装の下塗り材の重要性とは?
外壁塗装の下塗りは、まるで土台を固めるように、上塗りの効果を最大限に引き出すための重要な工程です。
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塗料の密着性を高める
下塗り材は、外壁と上塗り塗料の接着剤のような役割を果たします。
外壁は素材や経年劣化によって表面の状態が異なります。
そのまま上塗りすると、塗料がうまく密着せず、剥がれやすくなってしまいます。
下塗り材を塗ることで、外壁と塗料の間に強力な接着層を作り、塗料がしっかりと密着し、耐久性を高める効果が期待できます。 -
塗料の吸い込みを防ぐ
外壁は、コンクリートやモルタルなど、素材によって塗料の吸い込みやすさが異なります。
特に、古い外壁は、年月を経て表面が劣化し、塗料をスポンジのように吸い込んでしまうことがあります。
そのまま上塗りすると、塗料が十分な厚みにならず、耐久性が低下したり、色ムラが発生したりする可能性があります。
下塗り材は、外壁の吸い込みを抑制し、塗料が均一に塗布されるようにサポートします。 -
外壁の強度を高める
下塗り材には、外壁の強度を高める効果もあります。
ひび割れや劣化によって弱くなった外壁に下塗り材を塗ることで、補強効果が期待できます。
ひび割れを埋めて、外壁を保護し、耐久性を向上させることで、建物の寿命を長く保つことにつながります。
下塗り塗料の種類とは?
- シーラー
密封の意味である「シール」からとられた名前です。
ひび割れがない外壁にはこのシーラーがよく下塗り塗料として使われます。
シーラーの中でも以下のような種類があります。
・合成樹脂エマルジョン型シーラー
・熱可塑性合成樹脂系溶液型シーラー
・溶剤型熱硬化性合成樹脂シーラー
水性、油性、浸透性のちがいがあります。 -
バインダー
吸い込みが激しい下地にはシーラーを、吸い込みが起きない下地にはバインダーを使用します。 -
プライマー
プライマーは、主に鉄、ステンレス、アルミなど鉄部に使われます。
ただし、鉄部に使われるからといってサビを除去する能力はありません。
塗装前にサンドペーパーや研磨布などを使ってサビを落としておくようにしましょう。 -
フィラー
外壁に軽い亀裂や凹凸がある場合、フィラーを使い表面を平らにします。
ただし、ひび割れは深さが0.3ミリメートル以下のものに限ります。 -
プライマー
厳密には中塗りに用いられる塗料です。
下塗りでカバーしきれなかった凹凸を隠してくれる塗料です。
まとめ
下塗りは外壁材と塗料の接着力を高めるために重要であり、下塗りを行わないと塗料が定着せず、塗膜が剥がれてしまいます。
下塗り塗料の種類は、代表的なものでシーラー・バインダー・プライマー・フィラーなどが挙げられます。
外壁の状態に合わせて適切なものを選ぶようにしましょう。
外壁塗装をご検討中の方はぜひ当社までご連絡ください。