塗料の歴史6 化学工業の一翼を担って(平成元年~現在) 昭和から平成の時代に入り、いざなぎ景気を追い抜く勢いの景気上昇気流の中で、比較的順調に成長を続けてきた塗料工業も平成2年8月に勃発した湾岸紛争により原材料の高騰等、大きな影響を受けました。こ…
塗料の歴史5 環境規制と石油ショック(昭和41年~55年) これに加えて昭和48年と57年の2回の石油ショックで塗料の原料が暴騰しましたが、塗料の需要が伸びない中での過当競争のために販売価格の引上げが思うように行かず、塗料工業の収益は非常に苦しい時代に入…
塗料の歴史4 不死鳥のように(昭和23年~40年) 昭和26年には自由経済に戻って、競争が激しくなりましたが、メラミン・ビニル・エポキシ等々、優れた合成樹脂塗料が続々と発売されるにつれて用途が広がりました。昭和30年代から40年代前半迄は経済の高…
塗料の歴史3 戦渦からの立ちあがり(昭和初期~終戦) 1931年(昭和6年)に始まった戦争が次第に広がるにつれて、統制経済体制に変わり、企業整備・取引制限・価格統制などの制約を受け、塗料工業も軍需産業に組み込まれたあげく昭和20年の大空襲で壊滅的損害…
塗料の歴史1 塗料工業の夜明け(嘉永~明治初期) 日本では、漆が古くから使われていましたがいまの塗料の原形になっているペイントは、約140年前の1854年(安政元年)に米国の特使ペリーが再来日した時に初めて日本に入ってきたものです。堀田瑞松の(さび…