『大な切な基礎の養生』 2021/03/18 基礎のコンクリート(基礎コン)を打ち終わったら、天端ならしといって表面を平らにならし、炎天下などの場合、表面が乾かないように南京袋や寒冷紗(かんれいしゃ)などをかけて、水打ちする。これを私ら…
『鉄筋入り基礎に惑わされるな』 2021/03/17 一般建造物の基礎は、現在は建築基準法で「布基礎」が義務づけられている。家の外壁の下に布のように連続してつくる基礎で、長方形断面のコンクリートを捨てコンの上に打っていくやり方だ。この幅は一二…
『安いつもりが高い買い物』 2021/03/13 地業に当たっては、地盤の確認が一番大事なことはすでに述べた通りだ。 見えないところに金をかけるのは何となく惜しい気がするのは人情。 どうせかけるなら、太いヒノキの柱でも入れたいとおっしゃる。 …
『割栗石は小端立てに並べる』 2021/03/13 敷地に縄を張って、建物の位置を決めたら(水盛りやり方という)、水杭を打ち、それに遣形貫き(やりがたぬ)を渡し、設計図に合わせて水平の糸(水糸)を張る。この水糸から、基礎の中心線を出し、何センチの…
地盤は必ず杭打ちで確認する 2021/03/08 二十年も前のことだから、随分古い話になるが、基礎で一度失敗したことがあった。東京・小岩で、同じ敷地内に二棟建てたときのことだ。一応地盤を調べて、普通の基礎で十分に保てると判断し、手前から着…
『地盤の強さを知らないと基礎工事はできない』 2021/03/07 当たり前の話だが、基礎工事にかかる前に、地盤の強弱を知っておかなくてはならない。地盤の違いで、それこそ、地業(基礎工事前に行う溝掘りなどの工事)の方法は千差万別。どれも同じというわけにはい…
『屋根材は瓦に限る』 2021/03/04 一枚一枚は、小さな部材でしかないが、瓦の果たす役割は大きい。瓦が外気熱を反射・吸収するから、家の中に熱が伝わりにくくなる。瓦のよさは世界的に認められていて、ヨーロッパでも、金属板を使った屋…
『天井材の上手な選び方』 2021/02/28 昔は格式の高い家では「桐の間」などといって、天井にキリの板をはった座敷があった。天井は部屋の中で、一番大きな部分を占めるだけに目立ち、天井で権威や格式を誇示したこともあったようだ。それほど…
『柱だけ太くてはさまにならない』 2021/02/27 お施主さんの中に、よく、「多少、金がかかっても、柱だけは太いものを使ってください」という方がある。確かに、柱が太くなれば、構造のうえからは丈夫になるに決まっている。先だっても、公庫仕様の相…
『集成材だから悪いことはない』 2021/02/26 和室の場合、柱などに最近はヒノキの集成材が多く使われる。集成材は細い材料を接着して、ある程度の太さ(柱)や厚さ(板)にしたもので、材料の節だとか、割れといった欠点をなくしている。表面に張ってあ…