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施行実績などを紹介し適切な対応を助言

大工さんの知恵袋

住居を建てる場合、お施主さんが一番初めに行うセレモニーが地鎮祭だ。建前(上棟式)はともかく、このごろじゃ無駄だからといって、地鎮祭を省略する人も少なくないが、やはり、一度建てたら長い間使わせ…

火打ち土台は布基礎の上の土台のコーナー部分、火打ち梁は二階の各部屋のコーナー部分につけられる補強材だ。軸組みの家は壁で支えるツー・バイ・フォー工法の家と違って、柱と梁、胴差しなどの横架材が…

土台の継ぎ手は「腰掛け蟻継ぎ」や「腰掛け鎌継ぎ」というのをよく使う。腰掛け蟻継ぎは、上に乗るほうの木材が下の木材に腰掛けるように乗り、先端が蟻の足の先のようになっているもの。腰掛け鎌継ぎは…

木にはモト(元)とウラ(末)がある。モトというのは、根元だったところで、ウラは梢のほうだ。柱を立てるときには、モトを下にするのが常識。つまり、生えていたときと同じ状態で使うということだ。一…

建築現場に立ち合うことができたら、湿気のあるところや水のあたるところに、やたらと金物が使われていないかを厳重にチェックするといい。無造作に金物を使っているような大工仕事は、あとのところも推…

伝統的な継ぎ手や仕口の切り刻み作業は、手仕事できちんと行おうとすると、かなりの時間を要する。軸組み工法の家では、組み方が生命だから、本当はそうしなければならないはずだ。しかし、このごろはほ…

軸組み工法においては、木と木の接合は本来は直接木と木を継ぎ、くさびや栓を使ってめるべきだ。しかし、このごろは、そんなことばかりもいっていられない。手間も高くつくし、第一、今の大工が70も80も…

土台と基礎をつなぐのがアンカーボルトだ。かつて宮城県沖で地震があったとき、埋め込みが少なかったために、アンカーボルトが外れて建物がずれ、手抜きが発覚。問題になったことがあった。埋め込み長さ…

床下の湿気が上がらないように、地面にポリエチレンでできた土間シートを敷く工法がある。湿気をシャットアウトしてしまうのだから悪くはない。湿気の多い地域ではよく使う。この場合、気をつけなきゃい…

布基礎の高さは公庫基準で定められているが、これはあくまでも最低基準だ。私は黙っていても四五センチ以上は確保することが多い。公庫仕様は三六センチだから、およそ一〇センチ高くなる見当だ。高温多…

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