『造作材や化粧材の選び方』 2021/02/26 和室の場合、柱を見せる真壁が一般的で、柱と柱の間には、長押が回されている。これは横の線を強調する大事な化粧材だ。長押があるとないとでは、部屋に格段の差が出る。近ごろは、無駄だからといって省…
『土台に米ツガは使うな』 2021/02/25 予算がない場合、防腐・防蟻処理(薬液注入)をした米ツガを土台に使う例が圧倒的に多いが、すすめられない。安手の建売住宅の大半は注入土台のようだ。「化学処理されているから大丈夫ですよ」業者の言葉…
『質を選べば外材も悪くない』 2021/02/25 日本の住居だから、土台や柱材は日本の風土の中で育った、日本の木を使うのが一番いい。日本の木に勝るものはない。昔はみんなそうやって建てていた。気候風土にあった木を使っていたから、家が長持ちし…
『節のある木は腐りにくい』 2021/02/24 土台に節の多いヒノキを使っているのを、たまたま現場で見かけたお施主さんは、「見えないところだから、節のあるあんなきたない材木を使って、けちったな」と、内心ひそかに思うようだが、とんでもない…
『土台はヒノキ以外ではヒバがよい』 2021/02/24 脂っ気の多い芯持ちのヒノキは、腐りにくいばかりではない。ヒノキチョールという成分が含まれており、これが虫よけになるといった長所もある。土台を含め、湿気の多い下回りは白アリをはじめ、木を食い…
『土台には脂の多い部材を使う』 2021/02/22 ほかの予算はけちっても、土台はけちってはいけない。土台は布基礎の上に横たわる木材をいうが、これは上からの重みを一手に受ける大事なところだ。理想をいえば芯のあるヒノキ。芯まで腐ることはないか…
『道具を使える大工に頼む』 2021/02/20 すでに述べたように、大工選びは慎重でないといけない。地域で長く営業して、古くから、つき合いのある業者なら、信用のことがあるから、まず間違いないが、どうかすると、素人がやっている建築屋で、人…
『仕事中の大工とのつき合い方』 2021/02/20 工事中の職人との接触は、通常建前がすんでからが多くなるが、現場でのお施主さんのマナーについて、われわれ大工からみて、気になることを、少しばかり申し上げておきたい。自分の家だから、現場に進行…
『棟梁に頼むときの心得と注意』 2021/02/19 さて、家族の中で、一応の希望が出尽くして、相互の調整がついて、項目別に一目瞭然のメモができ、さらに建築資金の手当もできたとする。ここで問題になるのは、古い真面目な業者で、古くからつき合いが…
『仏壇と床の間をドッキング』 2021/02/18 最近は床の間に仏壇を設ける式がはやっている。悪くないと思う。ただし、仏教徒ならともかく、まだ仏様のいない家で、将来に備えて仏壇をつくっておくのは、やはり抵抗があるだろうから、あえてはすすめ…