『柱と土台のすえつけは長ほぞがよい』 2021/04/01 建築現場に立ち合うことができたら、湿気のあるところや水のあたるところに、やたらと金物が使われていないかを厳重にチェックするといい。無造作に金物を使っているような大工仕事は、あとのところも推…
『主要な接合は手で』 2021/03/31 伝統的な継ぎ手や仕口の切り刻み作業は、手仕事できちんと行おうとすると、かなりの時間を要する。軸組み工法の家では、組み方が生命だから、本当はそうしなければならないはずだ。しかし、このごろはほ…
リフォームの時期 続き 2021/03/27 前回のお話の続きになります。ご質問の内容は以下の様でした。「質問ですが、家のどのような現象が出るとリフォーム時期なのでしょうか?」「現象を押さえる為にはどのような事をやれば良いのか教えて下…
『金物接合はあくまでも補助である』 2021/03/26 軸組み工法においては、木と木の接合は本来は直接木と木を継ぎ、くさびや栓を使ってめるべきだ。しかし、このごろは、そんなことばかりもいっていられない。手間も高くつくし、第一、今の大工が70も80も…
『アンカーボルトは利くように締める』 2021/03/25 土台と基礎をつなぐのがアンカーボルトだ。かつて宮城県沖で地震があったとき、埋め込みが少なかったために、アンカーボルトが外れて建物がずれ、手抜きが発覚。問題になったことがあった。埋め込み長さ…
リフォームの時期の見分け方 2021/03/24 今日はご愛読をして頂いた方からのご質問にお答えを致します。「質問ですが、家のどのような現象が出るとリフォーム時期なのでしょうか?」「現象を押さえる為にはどのような事をやれば良いのか教えて下…
『土間シートは使い方を慎重に』 2021/03/22 床下の湿気が上がらないように、地面にポリエチレンでできた土間シートを敷く工法がある。湿気をシャットアウトしてしまうのだから悪くはない。湿気の多い地域ではよく使う。この場合、気をつけなきゃい…
『安いつもりが高い買い物』 2021/03/13 地業に当たっては、地盤の確認が一番大事なことはすでに述べた通りだ。 見えないところに金をかけるのは何となく惜しい気がするのは人情。 どうせかけるなら、太いヒノキの柱でも入れたいとおっしゃる。 …
地盤は必ず杭打ちで確認する 2021/03/08 二十年も前のことだから、随分古い話になるが、基礎で一度失敗したことがあった。東京・小岩で、同じ敷地内に二棟建てたときのことだ。一応地盤を調べて、普通の基礎で十分に保てると判断し、手前から着…
『天井材の上手な選び方』 2021/02/28 昔は格式の高い家では「桐の間」などといって、天井にキリの板をはった座敷があった。天井は部屋の中で、一番大きな部分を占めるだけに目立ち、天井で権威や格式を誇示したこともあったようだ。それほど…